アカデミックインタビュー──ライフストーリーに焦点を当てたカテゴリー

「学問」や「大学」の内実や意義を語る上で、研究の内容を紹介したものは書籍だけでなくWeb上にもありますが、それを理解するためには一定程度に研鑽された専門知や知識・経験・思考が必要になります。

単に専門的な検知を紹介するのではなく、大学生や大学院生から研究者、さらに必ずしも研究に携わっていなくとも大学で学びを蓄積した延長線上で仕事に携わっている人々まで、広く学問・研究に携わってきた上でのライフストーリーを聞き出すのがアカデミックインタビューのカテゴリーです!

「アカデミックインタビュー」の狙い―人からはじまる学問の見える化

「学問」といったものを聞いたときにどことなく付随する「権威性」があるように思えます。例えば、人文社会科学においてどこかのフィールド(地域、施設 etc.)の調査を実施するといっても、その調査をする上ではどうしても研究者というある種の社会的地位や特権的な立ち位置を持ってしまうという「暴力性」も付随してしまいます。

学会を通じて研鑽されることで研究成果としての「確かさ」を保証するように仕組み化されているのが研究のシステムですが、そういった意味でも”ある分野”の研究者にしか分からない専門知がどうしてもあるわけです。

そのような学問に付随する性質を捉えた上で、広く高校生から大学生、一般の人にも「学問がどのようなものなのか」を少しでも見える化すること、かつ研究の面白さや意義を知るきっかけになるためにも、あくまで「ライフストーリー」やインタビュー相手の「問題意識(リサーチクエスチョン)」、さらには研究や活動をする上での経緯問題・葛藤を聞き出すことを狙いとしたのがアカデミックインタビューの記事群です。

専門知となるものはすぐには理解することができなくとも、個々の研究者の人々などが「どのような人生の中で」「どのような問題意識を持ち」「どのように学びや研究に取り組んできたのか」をフックにすることで、学生や一般の皆さんへの興味関心を持つ一助に、また大学院生や研究者の皆さんには学際交流をするような一助になるよう、インタビューを記事化しております。

単に「成果」として見える「研究」ではなく、あくまでも人が時に四苦八苦し、時に面白おかしく研究に向き合う中で、「あー学問ってこんな側面があったのか!」という”驚き”をもたらせれば幸いです!

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