2018年の火蓋が切って落とされてから早1ヵ月が経ちましたね。
年明けはそれぞれに目まぐるしくも新しい息吹に期待を募らせる時期でしょう。
さて、Share Studyを構想し始めてから丸2年が経ちました。2017年にはメンバーも集い、本サイトの方での更新は少ないですが、平日夕方にはメンバーによる学びの共有のための「本日のシェアスタッ!」という投稿を行っています。
2018年からはそんなメンバーの投稿を一月毎にピックアップしていく企画、題して「今月のシェアスタッ!」を行っていくことにしました!
さて、どんなShare Studyが今月はなされてきたのか。
レッツ・シェアスタ!
シェアスタッフが選んだ今月のシェアスタッ!
としちるのピックアップ!
僕がピックアップしたのは平岡くんのシェアスタッ!
談話分析を学ぶ僕と翻訳通訳学を学ぶ平岡くん、そして生成文法を学ぶもっちゃんのメンバーそれぞれが「自分が思うことばとは?」について語り合う機会を設けようという話しを受けて、問いかける投稿でした。
僕がShare Studyを立ち上げることで、まさにこういった混ざりあいの中で生まれる学び合いを作りたいと思ってた中、平岡くんが正直に「僕はもっちゃんが話題に出すまで、ちゃんと考えたことがありませんでした。」と書き、Facebookを通して問いかけをしてくれたことがとても嬉しかったんです!

ひらっちのピックアップ!
僕は平岡さんのシェアスタッをあげます!!
主題は「英語を学ぶ意義について」。
「内発的な動機付け」「自律性」など現代で目指される価値観と教育との関連についての後半部分を読んで、そもそも意義を問う世の中ってどんな世の中よ?と考えさせられました。
現代社会は「意欲」「自律性」「(内発的な)動機付け」を前面に押し出していますが、人って本来何かに対して強い意欲・動機付けがあるときに「なぜこれをやるのか?」と意義を問うことはそこまでないと思うんです。意義を問うときには、場合によっては「意欲を掻き立てなければならない=意欲がない」状態が背後にあるんじゃないかな?と感じました。こういった意義を問う内容は、暗に意欲が掻き立てられていない状態の証なのでは??と考えさせられる記事でした。

もっちゃんのピックアップ!
僕が選んだのは、ひらっちさんのシェアスタッです!
「インクルージョン」ということばを手掛かりに、教育や社会の在り方について書いている投稿です。障害のある子が、補聴器を付けてほかの子と授業を受けることは「インクルーシブ=包括」なのか。それは、マジョリティへの一方的な「統合」ではないのか。
そんな問いを投げかけている投稿です。
僕個人、社会科学に関する知識が一番乏しく、こうして幅広い「知」に出会う面白さを感じています。自分の知らなかった知に、人を通じて出会うことができる。まさに「share study」を感じた投稿でした!

平岡のピックアップ!
僕が選んだのは代表としちるのシェアスタッ。
『「大学改革」という病』という本のレビューです。
今年の3月に開かれる”ACADEMIC CAMP”の予習として、この本を読んでいます。
特に面白いと思ったのは「大学入試を論文入試に変える(つまり、論文提出と口頭試問を行う)」というもの。
大学生が行うことを高校生がするとなるとハードルが高いように思えますが、「知識をもとに思考すること」を生徒に教えるには最適な方法であると言えます。実際に論文入試へと変われば自然と現場の教育も変わるでしょう。
「大学」が生まれた歴史的経緯や諸外国の「大学」の位置づけなどを学んだことで、自分がイメージしていた「大学」は「選抜や競争を軸とした日本の大学」であることに気づきました。
高校生や大学生のみならず、ぜひ社会人の方にも読んでほしい一冊です。

おわりに
「今日のシェアスタッ!」ならぬ「今月のシェアスタッ!」はいかがだったでしょうか?
日常にはさまざまな学びの種が詰まっていますよね。ぜひ、Facebookでの僕らの学びもチェックしてみてください!
ではでは!